



2013年5月4日掲載
オーナーの名前はZach Balmain、24歳。
そして、ビジネスパートナーは彼のおばあちゃん。
それだけで、物語に出てきそうな優しい、ほんわかしたイメージが浮かぶカフェ。
でも、ここ「Balmains」は本当にその通り。
一度来たらわかると思う。常連のみんなに愛されている、ほっこり暖かい、そんなカフェ。
ほぼ2年前ぐらいにオープンした当時の話を聞くと、またおもしろいお話ばかり。
当初はザックさんと、おばあちゃん、そしておじさんが店員さん。
椅子もテーブルもままならず、ラテグラスはたったの9つだけ。
それでも当初から多くのお客さんでにぎわい、気付けばグラスも増え、素敵なエスプレッソ・マシーンも設置され、おまけにスタッフも随分増えたのだと言う。
「Baby Step」とはスタッフの方が教えてくれた言葉。
赤ん坊のような頃から、お客さん達とともに育ったカフェ。
そして、このカフェのフード・メニューはシンプル・イズ・ベスト!!どこのカフェでも人気のあるメニューをしっかりと押さえて提供している。「変わらないもてなし」いつも愛される理由がここにもあるそう。
そしてデザートは以前Proud maryで働いていた方が手掛けているそうで、いただいたキャロット・ケーキは程よい甘さ・程よい食感。そしてなにより素朴な美味しさ。これもまた、ゆっくり長居できてしまうヒミツでは?
そして、このカフェで今間違いなく注目なのが、コーヒー。
ここで働く日本人バリスタのKOTAROさんが注目しているのが豆。「お客さんに喜んでもらえるコーヒーを出すのはもちろんのこと、豆を作った人たちの思いも、自分を通して最大限お客さんに伝えることができればいいなと思ってます。」
この日の水出しコーヒーで使用していたのはProud Maryの「geisha」という豆。
ブルーベリーやぶどうのような味がふんわりとする不思議な味で、今までのコーヒーとは違う面白さに気付かせてくれる。
その他もKOTAROさんが「いい!」と思った豆を取り寄せているものは、フルーツのような風味があったり、チョコレートのようなテイストのものだったりと様々。その日にちらっと「今日のコーヒーはどんな味のものなの?」なんて聞いてみてもいいかも。
p>その他、製法もエスプレッソのみならず、ドリップコーヒーやエアロプレスというフィルターコーヒーもあるので要注目!
ザックさんを始め、バリスタのKOTAROさんが共通して大切に思っているのは、「少し片田舎な場所のカフェであっても、コーヒーの奥深さや良さをみんなに伝えたい」という想いだそう。
地元の方々に愛されるカフェだからこそ、素敵なものをみんなで素敵と共感し、味わえるカフェに。
成長とともに、今度はみんなへの恩返し。
今、間違いなくほっこりできる、そして間違いなく美味しいコーヒーが飲めるカフェ。
ぜひぜひ、足を運んでみてはいかが?
文・写真:maruyo
Balmains
117 Were Street, Brighton
03 9592 1343
火〜日 7am – 4pm
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