



2012年10月22日掲載
『Ziguzagu』というお店がある。
日本の古い着物や帯に反物、はぎれ、和の小物などがずらりと並ぶスペースに、所狭しと地元の方々が物色している。
日本でも馴染み深い模様のものや、ちりめん素材、子ども向けのレトロな柄など、思わずじっくり手に取ってしまう素材が溢れている。このお店から、徒歩30mほどのところに同オーナーが経営する『KAZARI Collector』というギャラリーはある。
こちらで10月13日から、『Ziguzaguテキスタイル展 2012』と題してイベントが開かれている。
『Ziguzagu』などで購入した布地などを使用し、オーストラリア在住アーティスト28人が作品を公開。
その作品は人形であったり、洋服、かばん、オブジェなど、様々である。そしていずれも、日本のビンテージ素材を使用しつつ、新しい感性のもと興味深い作品に仕上がっている。
13日に行われたオープニングパーティーでは、色んな国の方々が興味津々で作品を見つめ、中には作品を制作したアーティストのお母様が、「娘がこれを作ったのよ、誇らしくってね。」とニッコリ微笑み、娘さんとイベントを楽しむ姿も見られた。
日本の素材でありながらも、オーストラリアの新鮮な息吹を吹き込まれ、全く新しい要素としてたたずむ作品たちには、アーティストの方々同様、生き生きしたものが感じられる。
このイベントは今月27日まで。
ぜひぜひ足を運んで、日本の素材からキラキラと生まれ変わった作品たちを堪能して欲しい。
Ziguzagu Textile Exhibition 2012 2012年10月13日〜27日まで
Kazari Collector
450 Malvern Rd, Prahran
10am〜5pmまで(日曜定休)
http://www.kazari.com.au
http://www.ziguzagu.net/
文・写真:maruyo
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